楽器ボーカルはとってもマルチタスク作業でした

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5/30の陰陽座コピバン、chimeraのライブが無事に終わりましたーん。やーん楽しかったーん

 

本業はギターなのですが、ベースボーカルで参加しているchimera。ボクの多彩な才能を発揮かと思いきやどっちの楽器を集中的に練習するともう片方の楽器の腕が鈍るという不器用さが露呈することが発見されました。そう上手くは物事いかない!!

 

楽器を弾きながら歌う、2つのことを同時に進行する作業なのですが。

 

今回ベースボーカルとして、バンドのフロントマンとして、そしてメインMCとして、ステージに立ってみて色々な発見があったのでそちらをポロポロ書いてみようかな思いました。

 

なんというか、過去現在未来の出来事が四方八方から同時にきたり順番にきたい不規則にきたり、それを脳ミソと体で処理していかなればならなかった超次元な世界だったのですよ

 

まず曲を演奏するわけですが、過去に練習をしたものをステージで再現するわけで、歌もそうなのですが。

 

楽器演奏は不思議と体が覚えてくれるみたいなとこあるので自動再生に近いかもしれません。気を抜くと一瞬でミストーンになるわけですが、ははは

 

で歌。歌は現在歌っている歌詞と、そして次ぎにくる歌詞を考えながら歌うわけです。現在と未来を同時に進行。当然楽器を弾きながら

 

ここまでは日頃の練習とリハーサルでどうにもでなるところですし、鍛錬するからこそ人様の前で演奏できるというものです。はい、頑張ります

 

 

んで、こっからが練習でどうにもならんかったところ。ステージに立って初めて分かった次元。

 

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演奏してるじゃないですか。目の前にお客様がおられるわけですよ。

 

途中で入場してきた人もいれば、途中で帰った人もいて、最初からノリノリの人もいれば、後ろの方で無表情の人もいて、ノリたいんだけど恥ずかしいな…って感じの人もいて

 

目の前の空気が1秒1秒ごとに変わっていくんですよ。過去現在未来とも違う“リアルタイム”っていう次元がありました。

 

とーぜんライブやる側しては、全部のお客さんにノリノリになってもらいたいし楽しんで満足して帰っていただきたいわけです。

 

ここが難しいところで、日本人的な感覚なのでしょうか、自発的にノッてくれる人って少ないんですよね。

 

友達や身内、関係者ならノッてくれるんですが、そうじゃない初見のお客さんでノッてくれる人はそうそういないわけです。

 

ぼくもそうですから。なるべく行ったライブではノルようにしたうんですが、やはり恥ずかしい気持ちがあって後ろのほうに居たりね

 

【ソコんとこ】どーすっかが、バンドのフロントマンの仕事なのですよねー。いやー

 

演奏中であれば目線を飛ばしたり、楽器掲げて煽ったり、暇…というかフレーズに間があけば腕を上げたり、「行くぜ仙台!!ずんだもち!!」っ的なシャウトを入れたり、顔芸したり

 

そんなお客さんの様子を伺い煽りながら…

 

 

演奏して歌うわけです。んんんwwwww

 

 

そして曲が終わればMCですよ奥さん。演奏の外でも盛り上げねばならない。なんという過酷な立ち位置!!

 

ここで笑いの一つでも取れねばお客さんが離れていってしまうやもしれない…ッ!何しゃべろう!!!

そんなプレッシャーを感じながらも次の曲なんだっけって確認しながら、曲名を思い出しながら(足下のカンペは目が悪いので見えない

 

バンドの趣旨にもよりますが、やっぱすロックバンドメタルバンドやってれば、お客さんに汗かいてもらってなんぼじゃないすか

 

演奏する意外にも、リアルタイムのフロアの雰囲気を感じながら空気を読みながらパフォーマンスぶち込んでいく。

 

曲を弾きながら、歌を歌いながら次の歌詞を頭に浮かべながら次のフレーズを用意しながら、お客さんの雰囲気を読みながら

 

ヅラで視界がゼロになりながら

 

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とにかく常に脳ミソフル回転でした、超つかれたゃ

 

 

誰かが「マルチタスクのサラリーマンは仕事が出来ない人」みたいなこと言ってたのをふと思い出して、うるせーバカ!!って思いこんなブログを書いてみましたよ。

 

マルチタスクらないと盛り上がらんよーライブはーほんとにー

 

 

それでも基本はやっぱりちゃんとした演奏です。練習がむばります

 

では